AWS DeepComposerキーボード分解の儀 #DeepComposer #reinvent
AWS re:Invent 2019で発表された、DeepLens、DeepRacerに続くDeep系の新サービス&プロダクト「AWS DeepComposer」のワークショップに参加してゲットしたDeepComposerキーボードを分解して、中身を調べてみました。
分解してみた
まずは外装を取り外します。外装のネジは深めの穴の中に収まっており、かなり固めのトルクで締めてあるので、取り外しにちょっと苦労しました。
鍵盤部分を取り外してみます。鍵盤の押下判定はメンブレン式になっていました。
電源を兼ねたUSB端子部分の基板のクローズアップです。この基板は単なる配線のみでした。
キーボードのメイン基板を取り外してみました。外装の表面と裏面それぞれに細長い基板が1枚ずつ取り付けてあり、2枚の基板はリボンケーブルで接続されています。
メイン基板をひっくり返すと、外装の表側の基板にICが実装されていました。
基板の右端に48ピンQFPパッケージのSTM32F103C8T6が実装されています。このマイコンでUSBのコントローラとその他一切合切の制御を担っているようです。STM32F103のすぐ隣と基板の中央にそれぞれひとつずつ、74HC574D(Dフリップフロップ)も実装されていました。
まとめ
AWS re:Invent 2019で発表された、DeepComposerのキーボードを分解してみました。中身はとてもシンプルな構造になっていて、おそらくキーボード自体は普通のMIDIデバイスなんだろうなと思いました。
基板上のシルクに"AKM322"と書いてありました。"AKM322"で検索すると、DeepComposerキーボードと外観が非常に似ているmidiplus, 32-Key MIDI Keyboard Controller, 32-Key (AKM322)という製品が見つかりました。おそらくDeepComposerキーボードはAKM322のOEMなんじゃないでしょうか。